これは驚いた…すさまじいアイデア。脱帽です。
・北海道ツアーでいろいろ考えていたうちのひとつ。
技術論の実践というわけで、机の上で考え事をしているだけではなく、しっかり手を動かしている。
技術は認識の適応だと、念仏のように唱えているだけではなんの意味もないからだ。
なんでもよかったのだが、とりあえず、手持ちの愛機Lumix LX3の革ケースを自作中。
オモテ面はわりと見られるが、裏面の液晶とボタン部の切り抜きがとっても難しい。
型紙を何回も作りなおして、手順をしっかりと考えていても、さっぱりうまくいかない。
ものづくりは、この頭の中でのイメージと実際に手を動かしてモノに向き合った時の、
確然とした矛盾がたまらない。
革を注文してあるので、届いたらいよいよ本番である。次も失敗だろうが、それでよい。
わたしが真剣に「勝手に弟子入り」しているのはAki-Asahiさん。
http://aki-asahi.com/sh/index.html
これが誇りをもった人間の仕事というものだ。
これより数段落ちるこだわりと品質で、数倍の値段をつけているひとたちは、真剣に反省すべし。
しかし人生の先達がいるというのは、そういう意味では大いなる安心感もある。
わたしの本業には、先達というものすらいないもの…
いるのは、ただ歴史上の十指にも満たない大先達だけだ。
それに比べれば、こちらははるかに幸せな世界である。
・さいごは北海道、天馬街道にさしかかるころの道。
やはり、わたしの人生は旅だ。
学問をしているときも、趣味に向き合っている時も、好きな人たちと一緒にいるときも、変わらず旅をしている。
遥かで、深く、温かいからこそ、強烈にひとりだ。
形式を作り、本質を取り出し、同じものを見ていても、そのものを直接伝えることはできない。
個として生きながら、全体としてのみ歴史を生きうるのである。
これ以上の矛盾があるだろうか。
この矛盾がなければ、歩き続ける必要などあるはずもない。
愉しい旅というものは、たしかな認識の、論理的な積み重ねの先にしかないものだ。
しっかり旅をしている人と話せばわかるとおり、旅は人を強く優しく大きくするばかりか、賢くする。
初めて投稿させていただきます。
返信削除私も旅に出てみたくなりました。
最新作と処女作、はじめの頃のジレンマが
返信削除成長させてくれているように、
勝手に感じてしまいました。
>学問をしているときも、趣味に向き合っている時も、好きな人たちと一緒にいるときも、変わらず旅をしている。
返信削除>遥かで、深く、温かいからこそ、強烈にひとりだ。
もう一度初めから~ここを旅します。
本日今日より~この旅への再出発です!
返信削除果たして~如何に相成りますでしょうか?