実は夏の北海道ツアーで知り合った方が、トライアスロンをしておられるらしく、
すっかり感化されてしまったのだ。
ただトライアスロンといえば、マラソンとチャリにスイミングだから、
いつもやっていることと、形式そのものは特に変わらない。
しかしその内実を考えると、やはりそれ相応の姿勢と取り組みが必要になってくる。
◆◆◆
そのついでというわけではないのだけど、
友人から、ランニングはどうしたらいいかと聞かれたので簡単に説明。
背筋伸ばしな、と言われた学生さんも参考にしてください。
ランニングに作法もなにもなかろうと思う方も多いだろうが、これがけっこう奥が深い。
わたしの場合は、身体が潰れ研究に行き詰ったときに、なにかとってもシンドイことをやろう、それを軌道にのせられれば生活も元に戻せるはず、と思い立ち始めてから、2年とちょっとになる。
よっぽどのことがない限り、毎日5キロちょいを走るか歩く。
なぜ「走る」だけじゃないのかといえば、毎日走っていると足にガタがくるからだ。
わたしのコースは地元のため池の廻りで土面だけど、それでも毎日となると話が違う。
なので、どうしてもダメなときは歩く。
それでも池を最低3周、という距離だけは守ることにしている。
2ヶ月も毎日走っていれば、2,3キロ程度なら誰でも走れるようになると思うが、
今度は脚の強度という物理的な問題が重くのしかかってくる。
なにせ慣れない頃は、脛の前面が、ちょっと触っただけでも痛いほどになる。
ところでわたしは、人生は旅だ、と常々考えているので、
「今日と同じことを明日もやれるか、やってよいか、やるべきか」
といつも確認しながらの毎日を過ごしている。
そうすると、昨日は死ぬほど頑張ったから今日は疲労で寝ていた、
というのでは人生を踏み外しちゃうのだ。
◆◆◆
そういうことを考えて、あるていどのものは揃えておこうと思って買ったのがこれ。
・Nike+のシューズ(Nike iDで買ったもの)
・Nike+のセンサー
・アームバンド(Sumajin製)
・手持ちのiPod nano
センサーをiPodとシューズにつけて走ると、消費カロリーやら走行距離やらを測ってくれる。
わたしの場合はそういうことよりも、毎日の記録がちゃんと残るからサボれない、
という一事が重要なのだけど、やはりいつもの音楽をオンにすると、「さあやるか」と思えることも意味がある。
雨風雪に問わず、台風だろうが
学生からのとんでもないサプライズで参っていようが走りに行くのに、
どの装備もよく持ってくれている。
平気で水たまりの中につっこんでいるのだが、よく潰れないものだ。
最近はもっと良い靴もあるようなので、近くのショップでいろいろと探してみるといいかと思う。
アディダスはauの携帯電話と、ナイキはiPod, iPhoneと連携できるので、
「ちょっとくらいは楽しさがないとランニングなんかとても」と思っている人を力づけてくれるはずだ。
◆ランニングはしんどいか?◆
わたしたちは義務教育で、
「行間マラソン=横っ腹がイタイ」
という図式を見にしみて体感させられているので、
「ランニング=ダイエット以外なら苦行」
と思われる方もおられるかも、というか多そうだ。
わたしも当初はそう思ってあえてはじめたのだけど、
これがやってみると、ぜんぜんそうでもない。
むしろ、毎日の終わりに肩で風を切って汗を流し、
今日学んだことの整理をし、雨に打たれて雑念を洗い流すことは、
今日ももうひと踏ん張り、という区切りをつけるのにもってこい。
毎日こうして走れる環境にいることのありがたみが、身にしみてわかろうというもの。
そう思える2ヶ月間、毎日のように走りに行けるか、というのが分水嶺だと思う。
ほんとに毎日ランニングをしていると、なにかイベントがあって行けないときには、「行間マラソン=横っ腹がイタイ」
という図式を見にしみて体感させられているので、
「ランニング=ダイエット以外なら苦行」
と思われる方もおられるかも、というか多そうだ。
わたしも当初はそう思ってあえてはじめたのだけど、
これがやってみると、ぜんぜんそうでもない。
むしろ、毎日の終わりに肩で風を切って汗を流し、
今日学んだことの整理をし、雨に打たれて雑念を洗い流すことは、
今日ももうひと踏ん張り、という区切りをつけるのにもってこい。
毎日こうして走れる環境にいることのありがたみが、身にしみてわかろうというもの。
そう思える2ヶ月間、毎日のように走りに行けるか、というのが分水嶺だと思う。
身体がムズムズしてくるはずだ。こうなるとあとは楽だ。
◆ランニングの位置づけ◆
ランニングかスイミングは、武道における武道体などでもなく、
それ以前の人間体の土台になるものだから、
人間としては必須科目なのではないかと勝手に思っている。
人間体というものは、意識して身体を運動形態におくことが習慣付けられていれば、
当然ながらそのぶんだけの実体が作られていくものだ。
たとえば、電車に乗ったときは足を全力で踏ん張ったり、
友人と座席に座るときには背もたれを使わない、
帰宅後風呂場で身体を洗うときには正座、雨の日には傘を全力で握るなど。
当然ながらそのぶんだけの実体が作られていくものだ。
たとえば、電車に乗ったときは足を全力で踏ん張ったり、
友人と座席に座るときには背もたれを使わない、
帰宅後風呂場で身体を洗うときには正座、雨の日には傘を全力で握るなど。
そういうことをしっかり意識しながらやっていれば、
土台づくりとしては合格点をあげられるし、なにしろ空き時間をしっかりと使う、
という意識が磨かれてゆくことがいちばんの収穫になる。
土台づくりとしては合格点をあげられるし、なにしろ空き時間をしっかりと使う、
という意識が磨かれてゆくことがいちばんの収穫になる。
人間としてしっかりした身体を作りたい場合、
ランニングをしているときも、正しいフォームで走れているか、
と常に明確に意識しておくといい。
背筋をやや伸ばして呼吸を整える(口から吸って鼻から吐く)、
くらいは意識しておきたいもの。
あとは、「無理なペースで走らない」ことだけを覚えておけばよい。
ずっと続けられることの方が、よっぽど大事だ。
◆◆◆
余談だけれど、これから寒くなってくると、とくに真冬の雨の日は、
「屋内でも寒いのに、今日はとても無理だ」と思わないでもない。
しかし、それでも奮起してチャリを漕いで行く。
なにかと理由をつけて休むと、きっと次の日も休むからだ。だから、あえて行く。
そうすると、やはり同じ時間にひとりでもくもくとランニングをしている方がおられる。
夜目ながら年配の方のようだが、おそらく同じ思いを振り払って来られているのだろうと思うと、やっぱり来てよかった、という気持ちになる。
だれかが走っているからわたしも走るのではないけれど、
自分と同じようなちっぽけな意地、それでも譲れないこだわりを持って生きている人を見ると、やっぱり人間はいいものだな、これだから、と思わずにはいられない。
どこかの見知らぬ方、新参者ですがどうぞよしなに。
そういえば、最近走ってないな。。
返信削除最後の余談、とても共感できる。
返信削除