前回の更新から2週間ほど経ってしまった…
「イベント終了」と言っても、別に個展を開いたりしたわけでもないのだけど、
この2週間は、例年にないほどたくさんの人と会っていたのだ。
もともと、自分から人を誘うことがないので、生活と研究の計画もそのように立てる。
その上で誰かに誘われたとなると、計画を前倒しにして詰め込むしかないわけだ。
とはいえ、友人と会うのが嫌なわけもなく、じっくり楽しんだ。
知り合ってから10年以上も、こんな人付き合いの悪い人間とまだ
付き合いを持ってくれているということは有り難いことで、
そのほとんどは相手からの一方的な努力の賜物じゃないかと思う。
道を登り切った暁には、お返しすることもあると思っているのだが、
もしかするとその相手は次の代の人たちにかもしれないな。
◆◆◆
さて、遊んでいる最中に、友人のチャリにも細工。
劣化したカバーの代わりに、革でカバーを作製した。
「いちばんいい革を頼む!」ということで、
ハーマンオーク社のハーネスレザーを使用。
型紙づくりにしっかり時間をかけたおかげで、製作時間2時間なり。
しかしこれほんとに質感いいね。
グリップ感も上々で、これならわたしのカバーもさっさと替えたいなあ。
危惧している点があるとすると、
ブレーキの形状のおかげで2箇所を縫う形にせざるを得ず、
またマージンを余分に取らざるを得なかったおかげで、人差し指がカバーに干渉しないかということ。
あと、ブレーキ部分の引きが大きすぎるために、
ちょっと緩めにつくったこと。雨で縮んでくれればいいけれど。
なにか問題があればご一報を>友人。わたしが息をしている限り、永久保証です。
◆◆◆
チャリの話はさておき、
友人と話していて気づいたことがあるのでいくつか。
曰く。
「前にお前が薦めてくれた本を買ったけれど、あれ、
『弁証法がどういうものか』は書いてあるけど、
『どう使うか』はなんも書いてないのな?」
これにはビックリした。
そういう読み方をしてくれているとは露知らず、
勧めてはみたけどちゃんと読んでくれなかったのかな、
ビジネスの世界で使われている論理性とはまったく違ったものだし…
と、話題そのものを避けていた自分が恥ずかしい。
まったく申し訳ない。
勧めた次の週には、本を取り寄せまでして買ってくれていたそうな。
興が乗ってこの話題が出たのが夜中の4時をまわる頃だったので、
詳しい議論は次回会ったときに、となってしまったが、
まったく素晴らしい友人たちを持ったものだと思う。
最近、自分の専門で取り組んでいることに、真っ当な関心を寄せられていることが多く、
ちょっと驚くことがある。
なにをして真っ当なのかと言われれば、「質問の仕方」という一語に尽きる。
正しい問題意識を持つことこそ、正しい道を歩くための唯一の条件です。
しかも、その誰もが専門を学問に携わっているわけではない人たちばかり。
「学問を人の手に返す」、それを目標に前に進んでいるわたしにとっては、
これほど嬉しいことはない。
講義なんかをしたあとには、ここでもなんか公開しようかな。
積み残しの研究もあるけれど、今日からいつものペースの更新に戻します。
「毎日更新しろ」と言われているので、少なくとも平均ではそうなるようにがんばります。
あえて「使い方」を書かない方が、模索できていいと感じました。
返信削除基本をふまえて、自分でカスタマイズした方が使い勝手の良いものになりそうで。
とはいうものの、時間がかかるね。
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