小さい頃から懇意にしている親戚兼友人の誕生日祝い。
例によって、型紙がとれたと思ったら最後まで突っ走ってしまった。
わたしの専攻研究も、ここまではかどれば怖いもの無しなんだけどね。
ってわけで、iPod nanoケース。
友人から依頼された条件と注意点は、
・画面を守れること
・付けたまま操作できること
・いつもは右手で操作する
デジタル機器のケースでは、いつも「勝手に弟子入り」して、
勝手に我が師と仰ぐRethinkさんの作品を目標にしているけど、
第5世代のnanoケースについては、画面を守る機能がなかったので参考にできず。
そういう理由があって、
昔愛用していたiPod mini ケース「Clippad」を手元に置きながら考える。
Clippad(写真はiPod用のもの) |
ただ、手持ちの革は2mmしかないので、この形だと、折り返しが3回分になり、
せっかく薄いnanoの厚みに、6mm以上が追加されてしまう。
これではいけない。
なので、ボタンどめをなんとか厚みをとらない形で、、、
と考えたのが、以下の形。
ボタンをクリックホイールの右下に持ってきた。 「右手で操作」に抵触しないか試したが、問題なさそう。 |
とじたところ。 右上の革が浮き過ぎないかと思ったけど、そこそこ大丈夫。 ケーブルを巻いて持ち運んでいるうちに、慣れてくるといいな。 |
一晩でポンと作ってしまったけど、喜んでもらえて良かった。
ボタンはメッキ無しの、真鍮そのままのものを選んだ。
大きめの物しかなかったけれど、経年変化を楽しむという意味では、
真鍮に勝る金属はない。
こういう価値観を共有できるというのは、なんとも幸せなものです。
◆◆◆
さいごに、これまでのまとめ。
このうちのいくつかは、嫁に行くことが決まっているので、 撮れるうちに。 |
左側から、
・MacBook Air '11ケース
・PSP-3000ケース
・iPod nanoケース
右側は、
・iPadケース
・Apple Wireless Keyboardケース
◆◆◆
これまで革小物の展覧会にお付き合いいただきありがとうございます。
とりあえずは、作りたいものは一気呵成につくってしまったので、
これからはじっくりひとつずつ作っていければと考えております。
ご依頼は随時。
いま残り何頭分あるの??
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