2011/01/04

Mac初心者指南

というわけで、ひさびさにMacの話題です。


後輩のひとりにわたしの愛機を譲ったのだけど、
時間がさっぱり無しですっぴんのまま渡したので、
いまさらながら使いこなせているだろうかちょっと不安になってしまった。

とはいえ、詳しい説明をしていると、
どんどん話題が多くなっている
=進みの遅いシリーズのエントリーがある、
当ブログの進行がさらに遅れてしまうおそれがある。

で、画像を作ってベタッと貼っておいたので、適当に探してインストールしてくださいな。
どれもとりあえず導入しておいても損はないアプリばかり。
どれもインストールすれば、どう使えばいいのかがわかるはず。

それでもわからないことがあれば、また聞いてください。


Clutterは配布元が消滅しているので、根気良く探さないと見つからないと思う。

iTunesで再生しているアルバムのジャケットを、
デスクトップに散らかして(Clutter)置いておけるアプリ。

これほどMacらしいアプリもなかろうに、惜しい。

◆◆◆

余談だけれど、ウチに、新調したMacを持ってくる学生がとても多い。
きょう日企業は電話サポートにすら代金をとるので、
我が家はさながら、Apple非公式サポセンである。もちろん給料は出ない。

持ってきたら来たで、使い勝手の良いアプリを、
フリーウェアの範囲内でインストールして渡すのだけど、
設定を全部こっちがやってしまうもので、
学生自身のスキルがさっぱりついていないような気がする。

というわけで、手取り足取り説明しないのは、
わかんないところに自分でぶち当たってみたほうが、
新しいことにたいする免疫ができやすいのではないか、
と思ったからでもある。


そもそも好奇心というものは、、、
と書きかけて、これ長くなるなあと筆を止めた。

◆◆◆

ざっくり結論からいえば、コンピューターを使いこなせる人と、
そうでない人との差は、「コンピューターリテラシーにある」、
と言われて久しいが、そうではないということだ。

それらしい専門用語におきかえてみても、
"literacy"は「読み書きの能力」といった意味しかないのだから、
「リテラシーがないから使いこなせない」という言明は、
要すると、「能力がない(no ability)からできない(not be able to)」、
という意味しかない。

そんなの、当たり前じゃん。

だいたい、社会についての学問に必要なのは、
現実を「私はこう思う」と声高に主張することではなくて、
いまある現実は、「どういうものか」と掘り下げて過程にある構造を探ることである。

◆◆◆

それでは、ああいう差を生んでいるのはどういうことなのかと言えば、
「自分の知らない新しいもの」にぶつかったときに、
「わあ、こんな知らないことがあったんだ、楽しそう!」と受け止めるか、
「知らないことかあ、やだな…」と尻込みしてしまうか、
という「姿勢の違い」、もっと言えば、「認識のあり方の違い」なのだ。


わたしが学生を見ていて思うのは、この、いわゆる「好奇心」があるか否かが、
人生を分けていると言っても過言ではないほどの開きを生んでいるということだ。

だって、好奇心のある人って、ひとりで勝手に調べを進めて、
次に会ったときにはすごくまっとうな質問をしてくるもの。

彼女や彼をつき動かしているのは、
「ここまではわかったけれど、ここから先がわかんないんだよね。
どうやっているんだろう?」
という衝動である。

問題意識があるから、質問が的確になるし、習得がとんでもなく早いのだ。

◆◆◆

実生活でいえば、好奇心がない場合には、企業から声がかかるまで待っている。
好奇心がある場合には、自分で好きな企業を見つけて調べて、本社前で出待ちする。
後者の学生さんについては、誰かに命じられたわけでもなく、
楽しいから、ただ知りたいからやっているのである。
なにか反応があればラッキー、といった具合だ。

しかしそれでも、世の中は人の世なのであって、
彼は、面接をせずに入社して、雑誌にも載った人だ。

なんでも、「ここに入れなければ仕事なんてしたくない」と思っていたそうな。
これはかなり極端だけれど、こういう人も実在するのである。


そういう、好奇心があるという人は、ほんとうの、ほんとうに少ない。
これがない人の習得過程は、まさに教えたことを繰り返しているだけ、
といった様相を呈してくる。

どちらが前にすすめるか、豊かな生き方をできるかはわかってもらえるかと思う。

じゃあ問題は、これがどうすれば身につくか。

◆◆◆

…ああ…また話題が増えちゃった。
「好奇心とはどういうものか」。
この記事、やっぱり要るかなあ。要望があれば…


当たり障りの無いことを言うつもりが、こりゃヤブヘビだったか。

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