2010/11/24

MacBook Air レザーケース

今日は祝日だったのか。

どおりで大学に人が少ないわけだ。
夕方の5時に図書館を締めだされてはじめて気づいた。

そういうわけで、渋々帰宅したもののじっとしてるのも苦手なので、
革細工の型紙でもつくろうかと思っていたら、最後までやっちゃった。

◆◆◆

Airのケースを作るにあたって、いくつかタイプを考えていた。
MacBook Airレザーケース(概念図)

それぞれの利点と欠点は以下のとおり。

A…パーツが2つに分かれていて、せっかく大きな革を使えるのになんかシャク。

B…マグネットのぶん分厚くなる。
Airはくさび形(奥が分厚く、手前が薄い)なので、奥に薄い方を突っ込む形になる。
そうすると、鞄に入れたときに薄いほうが下になってしまい強度的に不安。

C…Airよりやや縦に長くとっているので、A4書類入れにもなる。
ただAirだけのケースとしては無駄が多い。

D…手前は薄く、奥が革の折り目で自然と丸くなるので都合がいい。でもシンプルすぎる?


結局、あれやこれや考えてみたのに、落ち着いたのはシンプルな形のD。
せっかくAirが薄くて軽いのに、ごちゃごちゃして分厚くなっちゃったら本末転倒だもの。

◆◆◆

ただ、封筒型のDだと、デザインが問題になってくる。
技術的にはともかくも、人間であるからには思想性がなければまともな表現とは言えない。


こういうときは、先達から学ぶに限る。

というわけで、わたしが革細工について勝手に弟子入りしている
RethinkさんのiPhoneケース、Lim Touch Sleeveを参考にした。


わたしも愛用しているが、iPhoneの薄さを犠牲にしないシンプルさで、
Lim(Less is More)の思想にぴったりの素晴らしいケースだ。
技術的には難しいことをさらっとやっておられるのも、流石の感である。

そういうことを考えて、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」をコンセプトにしてみたら、
完成図がはっきりしてきた。ここからは一気呵成。


◆◆◆

とりあえず大きな革の、いちばん端から使ったので、
傷は大きいわまっすぐでもないわ(おそらく脚部)だったけれど、
自分で使うぶんには過不足ないものができた。

素っ気ないデザインだと、細部をいい加減にすると安っぽくなる。
ので、縁の処理とコバ磨きは時間をかけてやった。(ただまだ不足の模様…)


ちょっと余裕を持たせた。Airのゴム足に干渉してほしくないので。

わりと薄いので、下に引いたままでも使えそう。

ズバッと大きな傷が入っているところを敢えて選んだ。ケガでもしたのだろうか。





とりあえず日常的な使用に耐えうるか、さっそくあしたから使ってみる。

ほしい物がないっていう場合は、つべこべ言ったり、
待ったりせずに、自分で動いたほうがイライラせずにすむものです。失敗上等。

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