2011/10/03

本日の革細工:自転車ツールバッグ

※革細工についての説明を中心にして書き換えました。(10/4)
前文にあった「どうすれば間違いのない指導を行えるか」ついては詳しく書いたほうが誤解がないと考えなおしたので、後日ちゃんとした記事として公開することにします。


これまでにも何回か、頼まれていたフロントバッグの作業工程を載せていたのですが、


どうしても必要な金具が届かないので進まず、さきにツールバッグを考えることにしたのでした。

◆◆◆

そうしてできたのがこれ。

以前に公開しておいたほぼそのままの形になっています。
良いファスナーを見つけられたので、スムースに進みました。

カエルに見えますね。
でこぼこに見えるのは…

すでに道具類を入れてあるからです。
ファスナー接着の際に偏りが出たので、右側はひきつってしまいました。
今回唯一の反省点でしょうか。

以前に作った自転車用バッグのインナーとして使えます。

Dカン(金具)の下の部分の革が、微妙なアールを描いているのがわかるでしょうか。
ここを直線でなくアールにすることで、Dカンが後ろに倒れるのを防いでいます。
インナーバッグとして使うときなどには後ろに倒れるとかさばりますからね。
◆◆◆

前にも触れたとおり、自転車用品というのはだいたいが高すぎるのです。

高くても、使い勝手がとても良いなどの利点があれば良いのですが、そういうものは珍しいくらいです。
「帆布や革で作ってあって雰囲気が良いから使い勝手は悪くても所有感あるでしょ」
と言われたって、コンビニで数分の買物をするたびにバックルを外すのに同じくらいの時間がかかるようなバッグは使いたくないものです。

たしかに「何を便利だと感じるか」というのは人によって違いますが、だからといって、考えるべきところを考えぬかずに商品化して、雰囲気が良いから勘弁して、というのは道具の作り手の姿勢として失格です。

そういうわけで結局、良いものを探して高いお金を払うくらいなら、自分で作ってしまったほうが、時間もお金も節約できてしまうというのが、残念ながら自転車アクセサリをとりまく現状だと思っています。

自転車本体の技術革新は眼を見張るほどなのですが、アクセサリがどうにも、というのは、市場の小ささだけに原因を帰してしまってよいものではなく、こういうところから全体の底上げを計ってゆくのでなければ、一般の人たちに訴求できないのではないでしょうか。

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