2011/12/31

年納めのごあいさつ

読者のみなさまには、


今年もお世話になりました。

ひとつの道を目指そうと決意した人間にとって、あれもこれもとなにもかも、人並みのやりかたでの生活上の幸せというのは、なかなかに満たしにくいものがあります。

自分の身体や時間やといったもろもろの制限を考えたとき、最終的な目指すところを見据えれば見据えるほど、家族との時間よりも仕事を、友人との約束よりも人の手助けをと、通常であれば人倫に悖るとも思われる選択をしなければならないことがでてきます。

そういうわけで、わたしは師やきょうだいや友人がしてくれることにたいして、あまり満足にお返しができていると思えたことはありません。

それでもひとつ言えるのは、そのために使えたはずの時間や力を、先につづく道のために、本質的な前進のために使おうということだけは、いつも心に誓っているということです。

◆◆◆

ここでの記事は、直接的には志をともにする友人たちとのやりとりを記録しておくための場所ではありますが、間接的には、それをとりまき見守ってくださる読者のみなさまへのご報告の場にもなってきつつあることは、そういう自分にとってはとても、とても嬉しく思われるところです。

引き続きのご批判を。

本年はありがとうございました。

◆◆◆

さいごに、わたしが師から賜ったことばを戒めと記して、擱筆とさせていただきます。

体当たりに 必ず骨を断つべしと
家伝一系 野武士剣法
 
   詠人不知

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