タイトルそのままですが、
研究の帰りしなにカラスにつつかれている猫を保護してきました。
飼い方どころか生後どれくらいの猫なのかもさっぱりわからないのですが、買ってきた猫缶は食べてくれたのでとりあえず安心しました。
ペットショップで他の猫を見たら、3月生まれの仔猫と同じくらいのサイズに見えましたから、まだまだ子供のようです。けっこう大きいものなんですね。
◆◆◆
聞いた話ですが、アメリカ・インディアンのある民族では、自然と人間の生活とが戒律で厳しく分かたれていて、掟を破って子供の狼を保護した青年が腕を切り落とされたこともあるそうな。
仔猫の代わりに腕一本…なかなか難しい問題ですね。
カラスはカラスで食べるものに困ってのことでしょうから、本当のことをいえばどちらの味方をすればいいのかは判断の付き難いことなのかもしれません。
自然というものをどこまで人間の尺度で測ってよいものなのかというのは、どの人間にとっても大きなテーマなのでしょう。
いまのわたしには、ここまで大きな問題を解くだけの力はありません。
しかしまあ、とりあえずここが日本で良かった。
お陰様で、仔猫もわたしの腕も健在です。
◆◆◆
仔猫はといえば、はじめはガタガタ震えるばかりで、目があったら威嚇するわ、撫でようとしたら引っ掻いて噛み付くわ(そりゃそうですよね。殺されかかっていたわけですから)で取り付く島もなかったのですが、食事にありついたあたりから、どうやらこいつは敵じゃなさそうだと感じたようです。
頭を撫でていたら寝てしまいました。
しかしこのあとが問題だなー。
◆追記◆
いろいろと調べてみましたが、思っていたよりももっと幼いのかもしれません。
とりあえず、怯えたり警戒したりはしなくなり、撫でているとすぐに眠るようになりました。
代謝機能(摂取と排泄)は促してやればいちおう出来ています。
あとはじっくり基礎的な体力を回復させてゆきます。
素人目には「アメリカン・カール」という種類に似ているように思えます。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿