2011/11/11

どうでもいい雑記:フィーチャーフォンに対応しました、iPhone関連記事など

雑記ばかりで申し訳ない。


溜め込んでいる質問については、期を見て関連する記事に答えを盛り込んでいるのだが、毎日のように更新されまくると読むのも大変なのか、「そんな記事ありましたか」と言われることがある。

わたしも、今日の記事に前聞かれたことを書いたから読んでおいて、などとまめに連絡を入れるような人間でないから気づかれにくいかもしれないが、あるていど撫で斬りにしないと捌き切れないので、ご理解いただければ幸い。
論理的に解くことのできる問題は、そういった間接的なやり方ででも論じていけるが、知識的な事柄に限られる問題はどうにもならないので、こういった雑記で触れていこう。

今回の内容は、以下のとおり。
携帯電話への対応/iPhoneの辞書選び/形のないアプリケーションにお金を払うべきか?/iPhone買うならどっちのキャリア?/iPhoneで月額料金を抑えるには/


◆フィーチャーフォンに対応しました◆

昨晩友人と話していたら、このblogはスマートフォン以外の、従来型の携帯電話では見ることができないと教えられた。
近いうちにiPhone買うかも、とおっしゃっていたけど、従来のユーザーもまだまだ多いだろうし、フィーチャーフォン向けのサイトへのリンクをBlogタイトルの下に貼っておいたので、使ってくださいな。(以下はQRコードです)

Buckets*Garage QRコード

◆iPhoneの辞書選び◆

前の記事で、iPhoneのアプリケーションを紹介したが、数千円するものもあったことについて導入を躊躇する声がいくつかあった。

とりあえず辞書については、あれから新しく無料のものがリリースされていたのでご紹介。

・辞書 辞書 - Catalystwo Limited
iOS 5から、Apple純正の辞書が搭載されている(MacOS X Lionに搭載されているものと同じ、大辞泉など)が、基本的には「Safari」や「メモ」アプリほかで文字列を長押しして調べる必要がある。それを、辞書専用のアプリケーション形式で検索するためのものである。
高額な辞書アプリを買うのがためらわれる場合には、これで済ますことができるかどうかを確かめてみるといい。シンプルだが必要十分で、使い勝手はかなり良い。


辞書アプリに限らず、iTunes Storeでは、毎日のように新しいアプリケーションが追加されているので、自分で進んで調べてみてほしい。
前のアプリ紹介で価格を表示しなかったのは、価格についても変化が激しいからである。


◆形のないアプリケーションにお金を払うべきか?◆

DVDやCD、ゲームソフトなどをパッケージで買うことに慣れている人が多いせいか、物理的な実体のないiPhoneのアプリケーションの購入に二の足を踏んだり、形もないのに数千円は高すぎる、という人がいる。
しかしこれは、「散髪屋というのは、髪も減らすし金も取るしでけしからん」と言っているのと同じことで、サービスというものにまで物理的な商品のあり方を押し付けるという誤りである。

道具というものはそもそも、ある目標を達成するための手段のひとつだ。
たとえば目的地に早く着きたいのなら、電車のきっぷを買うことになるが、このときに、電車のデザインが気に入ったり、ゴトゴト揺られるリズムが睡眠をうながしたりすることがあるとしても、それは副次的な要素なのであって、もともとの手段としての性質に取って代わることはない。

ソフトウェアのパッケージについて言えば、棚に並べているとシリーズを買い支えていることを友人にも見せることができるから、確かに所有欲を満たすこともあるが、パッケージそのものだけでは主だった機能を発揮できないのだから、主軸はソフトウェアの働きにあるということになる。

ソフトウェアは物理的な形がないから、ハードウェアを選ぶときよりもそれを使用する状況を自分の想像力で補ってより明確に描き出す必要があるとともに、より道具というものの原則に根ざした選び方が必要になってくる。

たとえば辞書アプリを選ぶときには、他のアプリケーションからジャンプして調べものができるか?他の辞書と串刺し検索ができるか?iPhoneとiPadで使い回しができるか?、また、紙の辞書を持ち運ぶときと比べてどのくらい持ち運びやすくなるか?などを考えた上で、それが提供してくれる便利さが、自分にとってそのときの価格に見合うかと考えをめぐらしてみることになる。

良い買い物ができるというのは、自分にとって必要なものがどういうものなのかを仔細にわたって把握できている、つまり自分にとっての道具の像が深いということであるから、いい加減に扱ってはいけない。
もし想像してみたうえで、実際に買ったものが想定とは違っていた場合も、想定がしっかりとなされている場合には、より深い経験になる。(当人が必要性を自覚できるまで、度外れに良い道具を与えないほうがよいという理由もここにある)

個人的には、自分にとって必要のないものは、ビタ一文払うべきではないと思う。
これは、手持ちの資金がいくらあるかなどとは関係がないことなのであり、「自らの必要性」を明確に持ったうえで、それに照らして判断するのでなければ、道具などというものは選びようがないからである。
ストラディバリウスで釘を叩くこともできるかもしれないが、釘を叩くだけならもっとふさわしい道具がある。



◆iPhone買うならau?SoftBank?

せっかくauからも出ることになったiPhoneだが、総じて言えば、二段階定額オプションがなかったり、au版は急な導入のせいかメールの機能に不備があったり、海外でもキャリアを選べずに通信してしまったりと大きな落とし穴があるので、今のところあまり積極的に薦められない。
(とくに最後のものは、ローミングをオンにしようものなら、とんでもない高額の請求が来てしまう)

SoftBankでは、11月末までのキャンペーンとして、同時に購入すればiPadの通信料が無料になったりもする(在庫がなくても11月中に予約すればよいらしい)ので、うまく買い物をしてほしい。

もしau版が、相対的に余裕のある電波帯域を活かして、テザリング機能を解放することがあれば、他の欠点を差し引いてでも契約したくなる人も多いと思うのだが。



◆iPhoneで月額料金を抑えるには◆

SoftBankでiPhoneを契約している場合に限るが、Wi-Fiをうまく使うことで、月額利用料を抑えることができる。(au版iPhoneは今のところ、料金プランの中に二段階定額がないので、このやり方は使えない。)

わたしのiPhoneは、基本的にWi-Fi専用である。
旅に出た時だけ特別に、「マップ」アプリケーションを使いまくるが、旅に行かない月には外出中にSoftbankの3G電波を拾わないようにして、月額利用料を抑えている。

もし同じような利用形態の場合には、以下のように設定するといい。
「設定」を開いて、「一般」>「ネットワーク」の「モバイルデータ通信」をオフにすると、3G電波を拾わなくなる。


こうしておくと、自宅やスターバックスなどではWi-Fiを拾って通信が行われるが、それ以外では通話専用の携帯電話になっているので、自分から電話をかけない限り、パケット代をふくめた通信費がかからずにすむわけである。

どうも、3G電波とWi-Fi(無線LAN)の区別がうまくつけられていない人がたくさんいるようだが、わからないことをわからないままで放っておかずに、ちょっと調べてみればつきあいかた次第で月に3,000円ほど浮くのだから、調べてみない手はないと思う。

電子機器に限らず自分が知らないジャンルのことについて、詳しい人に聞いてみることと同時に、まるっきり人任せにしておかずに、自分でも進んで調べてみることのできる心構えを技として身につけておいてほしい。
好奇心や探究心も、人間の認識におけるひとつの技であって、わからないことと出合ったときに、それとどのように接するかによって、量質転化的な努力次第でいくらでも身につけて深めてゆけることができるから、生まれつきの特質などのせいにしてはいけない。

何度でも言うが、「生まれや育ちを言い訳にするのは、やめにしよう。」

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